烏魯木斉
日曜日に「けいおん!!」の話をした時に、語りそびれた件。
「ごはんはおかず」という曲名は、
これまで主菜(=「おかず」)だと思われていたもの(例えば「大きなストーリー」「努力」「成長」)の描写を敢えて排除し、
いままで舞台背景くらいに思われていた“日常”や“移ろいゆく関係性”(=「ごはん」)を、献立の中心としてとらえることで
あらためて際立ってくるその滋味を味わおう、という主従関係の逆転を目標にした
「けいおん!!」という作品そのもののメタファーになっている。
しかし、別にそんな些細なメッセージを気に留めるまでもなく、この作品の中では
描かれるはずのものが描かれず、かつて描かれなかったものだけが丹念に描写されていることは
見れば誰もが気づくことだと思う。