◆読了本
藤本健太郎「タイポさんぽ」(誠文堂新光社)
ちょっと前にgumroadで「
タイポグラフィ・出会いがしら系」というpdfを買って、
いやぁ面白いのがあってね、なんて話題にしてたらタイミングよく
同じ作者から、ちゃんとした書籍が出た。
写真も120点以上とたっぷり。
そして落ち着いた本文とレイアウトで、ゆっくり読める。
こういうの、面白いからって写真だけ見て読み飛ばしちゃうと勿体無い。
読みごたえがありながらとぼけた味わいの文章、
かつ、グラフィックデザイナーならではの視点も隠し味になっている。
まぁとにかく、文章がしっかりついてるのよね。
例えば従来のVOW的な写真コメント、というのは基本的に一言だったよね。
90年代後半には「どうだ、こんなの見つけちゃって面白いセンスだろう?」になり、
やがて一言ツッコミ、みたいな流れから、一言ボケが最近の流行かなぁ
…ははは、いま適当な思いつきだけども。
でも、そういう即効性のある笑いじゃなくて、
こういうジワジワ効いてきて可笑しみのある、
丁寧な文章スタイルが選ばれてるのが好きだな。
キレイな写真も、例の数字加工(電話番号やナンバープレートが0000になってたりする超絶技巧)を探す、という楽しみ方ができるので二度おトク。